光触媒について
光があたると触媒作用(自身は変化せずに特定の反応を促進させる作用)を示す物質の総称で、代表的なものとして酸化チタン(TiO2)があります。
※酸化チタンは食品添加物としても使用されている安全な物質です。
光触媒の例えとして、植物における光合成のしくみがよく用いられます。
光合成は、植物の葉緑素に太陽光等の光があたることで、二酸化炭素と水を酸素と炭水化物に物質を変化させます。
光触媒においては、光合成と同様に酸化チタンに光があたり、空気中の酸素や水分と反応することで、有機有害物質等を微量の二酸化炭素と水に変化させ無害化します。
光触媒の種類
R&M最新光触媒技術
酸化チタンの弱点を克服
光触媒は有機物を酸化分解する為、定着させる機材そのものを分解してしまう欠点があり ます。屋外のトタンを手で触ると「白い粉」が付いてしまいますが、これはチョーキングと言って トタンの塗料が酸化分解された結果です。そこで酸化チタンに、歯のエナメル質や骨を構成 する物質である【 アパタイト 】を被覆することで、コーティング面に直接酸化チタンが触れず 定着面の劣化を防ぐ事が出来るようになりました。また、アパタイトはタンパク質や物質の吸着 性能に優れている為、夜間や暗い場所でも菌やウイルスを吸着し、光が当たれば光触媒作用で 除菌・分解します。また施工面でも直接基材に接触しない為、プライマーが不要となり、一層 塗りが出来ますので作業性が飛躍的に良くなりました。